おはようございます
レコード男子リョータです。
サウンドトラック特集ですが、3作品ほどロックが続いたので、ちょっと視点を変えてみようかなということでこの作品を紹介しましょう。
映画『タクシードライバー(TAXI DRIVER)』1976年の作品です。
主演は、ロバート・デニーロ、シビル・シェパード、そして、まだ若いジョディ・フォスターも出演。
この映画は、ニューヨークの暗部を描いた問題作といえる作品で、監督は、マーティン・スコセッシ。
そして、この作品のシーンを効果的に演出するのが、アルトサックス奏者・トム・スコット。
僕がこの映画を見たのは高校生だったと思うんだけど、この映画の冒頭、ロバート・デニーロが運転するタクシーが夜のニューヨークを走り抜けてゆくシーンで流れる、トム・スコットのサックスの艶のあるサウンドがこの作品に深みを与えているんですよね。何しろ、僕がアルトサックスに憧れて演奏することになったのは、チャーリー・パーカーでもなく、キャノンボール・アダレイでもなく、このタクシードライバーのテーマを演奏するトム・スコットの影響だったたのですから。
タクシードライバーってどんな映画?
ロバート・デ・ニーロ扮するトラヴィスは、ベトナム戦争帰りの元海兵隊。
やせ型だけど肉体は筋肉質で鋼のよう。彼は、職を求めてタクシードライバーになる。
戦争のトラウマで不眠症に悩まされている彼は、孤独の中あてもなく夜のニューヨークで車を走らせる。
ある日、偶然彼の車に逃げ込んできた少女アイリス(ジョディ・フォスター)。
まだティーンエイジャーのアイリスが紐に暴力を受けたり、客を取らされてたりしていることを知り、彼女を救い出したいという欲求にかられる。そして、拳銃で武装し、売春宿に単身乗り込む。。。。
ニューヨークの暗部を描いた問題作となったこの作品については、Wikipediaでは次のように説明しています。
『タクシードライバー』(原題: Taxi Driver)は、1976年公開のアメリカ映画。監督はマーティン・スコセッシ。脚本はポール・シュレイダー。主演はロバート・デ・ニーロ。製作はマイケル・フィリップス、ジュリア・フィリップス。コロムビア映画配給。
第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。また、1994年にアメリカ議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つ。
映像を効果的に印象付けるサウンド
まずは、夜のニューヨーク、マンホールから立ち上る白い蒸気が寒さとニューヨークの神秘を、タクシーのフロントガラスに映る様々な色のネオンがニューヨークの華やかさを映し出す。そんな印象的なオープニングシーンで流れるのが、トム・スコットの艶めいたアルトサックスのサウンドだ。冒頭から心を鷲掴みされて物語の世界に引き込まれてしまうようだ。
サウンドトラックは、1面でトム・スコットのサウンドをフィーチャーして様々な色を表現している。
渋いテーマから始まり憧れる女性ベッツイに出会う喜び、そして孤独な彼のイメージなどがサウンドで表現されている。
2面では、おどろおどろしい出来事や彼の日記のフレーズが読み上げられる。
モヒカン刈りの頭、44口径のマグナムを握りしめる戦闘前夜のシーン、そして、アイリスの救出で売春の元締めのもとに乗り込んでゆく。
タクシードライバーのテーマ
THEME FROM “TAXI DRIVER”
ALTOSAX : TOM SCOTT
アイ・ワーク・ザ・ホール・シティ
I WORK THE WHOLE CITY
白いドレスのベッツィ
BETSY IN A WHITE DRESS
人生は淋しく
THE DAYS DO NOT END
タクシードライバーのテーマ
REPRISE: THEME FROM “TAXI DRIVER”
タクシードライバーの日記
DIARY OF A TAXI DRIVER
タクシードライバーのテーマ
THEME FROM “TAXI DRIVER”
44マグナム
THE 44 MAGNUM IS A MONSTER
スポート&アイリス
SPORT AND IRIS
エンド・タイトル
GOD’S LONELY MAN (End Title)
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