レコードのジャケットにはワクワクが詰まっている
あえてジャケットでレコードを選ぶ
レコード全盛期、いわゆるインターネットは一般的ではなくpull型の情報入手はまず出来ない時代。たよりはラジオやテレビの音楽ヒットチャート番組だった。
だからいまほど情報もなく当時流行ったのはレコードのジャケットデザインで一期一会のサウンドを求めるジャケ買いだった。
レコード売り場で右手左手また右手ってな感じでテンポ良く通称餌箱と呼ばれるボックスからレコードをテンポ良くつまみ上げてはジャケ(ジャケット)を観る。
鳥が嘴で餌を食むみたいにみえるからレコード売り場のボックスは餌箱と呼ばれる。その際にレコードをストンストンと落とす輩は邪道。レコードやジャケットが傷む。そこはスマートにレコードを着地させるのも技と云えよう(笑)
ひとめ惚れしたら買うべし
お初のジャケットとは縁というか相性というか。。。まずはひとめ惚れしたら買ってしまおう。潔さもジャケ買いの醍醐味というもの。
Art PepperはAlto Sax Playerで何枚かアルバムは持っている。
手堅い演奏技法も素晴らしく好きなアーティストの一人だ。
そんなアート・ペッパーにしてはなんと開放的なジャケットデザインなんだろう。
このレコードを掘り当てた瞬間にひとめ惚れ。それでもその日は買いませんでした。時間が経つほどにあのレコード買っておけば良かったなァという思いが。。。
翌日、開店時間にはお店に立ってました(笑)
ありがたいことに目の前に再び現れてくれました。
やはりジャケットにひとめ惚れしたら買うべし!でしょう。
結局、あとで手にいれたくなるのは目に見えてますから。。。
このアルバム、実は名盤でオリジナル盤はかなり高価なものです。
レーベルには円周の溝がありジャケットは表面のコーティングが裏ライナーの縁の下辺りまで巻かれている「巻コーティング」仕様と言われています。
このアルバムをジャケ買い?!と顔をしかめるジャズ通もいることでしょう。
レコードレーベル・デザイン
お薦めの曲は?
一曲目に収録されているレスター・ヤング(ts)が作曲した「TICKLE TOE(ティックル・トゥ)」からアート・ペッパーのメロディアスな奏法が耳を刺激する。
タイトル曲の「Surf Ride(サーフ・ライド)」は軽快なサウンドで波乗り気分で聴ける。ペッパー作曲でお気に入りの「Straight LIfe(ストレート・ライフ)」はテナーサックスのJack Montrose(ジャック・モントローズ)と2管の演奏は流れるような高速リフの爽快感は堪らない!
ティックル・トゥ
サーフ・ライド
ストレート・ライフ
Spotifyで聴いてみる
番外編 TICKLE TOE
アート・ペッパーもお気に入りと云われるレスター・ヤング作曲のティックル・トゥを映画「カンザス・シティ」のサウンド・トラックでお楽しみください。
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