本田美奈子さんへの想い出と重なるボヘミアン・ラプソディ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てからじわりじわりとQueenの影響がでておりまして。。。
本田美奈子さんのアナログレコードを探すきっかけとなったのは「映画ヒットで思い出す、クイーンが愛した本田美奈子」(日刊スポーツ:梅ちゃんねる:2019/1/26付)を読んだことでした。
1986年当時、Queenが好きだった本田美奈子さんがQueenと出会い、楽曲を提供してもらったという記事です。
(リンク情報)
「映画ヒットで思い出す、クイーンが愛した本田美奈子」(日刊スポーツ:梅ちゃんねる:2019/1/26付)
https://www.nikkansports.com/entertainment/column/umeda/news/201901160000272.html
本田美奈子さんについては、下記を参照してください。
Wikiペディア
略歴:本田美奈子さん、1967年(昭和42年)7月31日 – 2005年(平成17年)11月6日
中学校3年生の時に昭和のオーディション番組『スター誕生!』に出場して決勝大会に進出したものの、残念ながらプロダクションのスカウトに札を挙げてもらえなかった。
ところは、人生の妙、1983年7月、初めて原宿に遊びに出かけたところをボンド企画のスタッフにスカウトされて芸能界へ。ボンド企画は、スター誕生の決勝で本田美奈子さんを見送ったプロダクションの一つだったという。
1985年4月20日、東芝EMIから「殺意のバカンス」でアイドル歌手としてデビュー。
日本武道館でのライブも成功させ、新人賞も数多く受賞した。
僕は、彼女の印象は、5枚目で奇抜なファッションとともに歌った「1986年のマリリン 」(1986年2月5日発売)かな。
その後、彼女は様々なチャレンジによりアイドルから本格シンガーになっていた。
そして、気が付いたら、彼女は病に倒れていた。
2005年1月12日、急性骨髄性白血病と診断を受けて緊急入院した。
治療をするものの悲しみの中、2005年11月6日に逝去。38歳だった。
38歳の誕生日の前日に一時退院を許された際に世話になった医師や看護師のためにナースステーションで「アメイジング・グレイス」を歌ったという。この「アメイジング・グレイス」。晩年の本田美奈子さんの僕のイメージはこの「アメイジング・グレイス」なんですよね。この曲を聴くと泣きそうになります。
「アメイジング・グレイス」は療養中にミニアルバムとして発売されています。。
そのライナーノートには手書きのメッセージで次のように語っているんですね。
私は今まで、歌と一緒に歩んできました。(中略)私の歌が皆さんに、歌の素晴らしさを伝えることができるよう
1人でも多くの方の心が豊かになれるよう(中略)という願いを込めて これからも、歌い続けたいと思います。
本田美奈子:ミニアルバム『アメイジング・グレイス』ライナーノートより
Queenと係わりのある希少な2曲について
本田さんに楽曲を提供したのは、Queenのギタリスト ブライアン・メイ(Braian May)でした。
レコーディングは、ロンドンにあるブライアンのスタジオ(RAK,AIR AND SARM STUDIO)で多重録音されたといいます。
多重録音といえば映画「ボヘミアン・ラプソディ」でもそのシーンが登場しますが、厚みのあるQueenの音の源ともいえる手法の一つです。
Brian Mayが提供したのは「CRAZY NIGHTS」「GOLDEN DAYS」。
この2曲ですが、レコードとしてシングル盤として1987年に発売されています。
2曲とも作詩・作曲・編曲:Brian May(Queen)、日本語詩:秋元康が担当。
レコーディングは、RAK,AIR AND SARM STUDIOにてBrian立会いのもと行われた。
録音日は、1986年10月27日~11月30日と約1か月を要した。
ミュージシャンは、ギター&バッキングヴォーカルをブライアン・メイ(Braian May)、キーボード・プログラミングをスパイク・エドニー(Spike Edney)、ドラムスをティム・コープレイ(Tim Copely)、そしてメインヴォーカル・バッキングヴォーカルを本田美奈子が参加。
キーボードのスパイクは、「The Magic Tour」でゲストプレイヤーとしてKeyを弾いる。
レコード・ジャケット
インサート
レコード・レーベル
[Data]
Recorded at : RAK, AIR AND SARM STUDIO
Recording Dates : 1986/10/27 – 11/30
Produced by : Brian May
Recording & Remixed by : Petetr Schwer
A & R : Akira Tanaka (Toshiba EMI)
Musicians:
Brian May ; Guiter & Backing Vocal
Spike Edney ; Keyboard Programming
Tim Copely ; Drums
Minako Honda ; Vocal & Backing Vocal
@CHILLOUT-Coffee & Records
Chillout Coffee & Records でコーヒーを飲みながら聞かせてもらった。
Crazy Nights & Golden Days についての関連情報
Wikiペディアより収録アルバムについて:
CRAZY NIGHTS
DISPA 1987 (1988年1月25日) – ライブバージョン
Look over my shoulder (1988年10月26日)
best now (1989年9月13日, 1990年11月14日)
Big Artist Best Collection (1994年12月7日)
TWIN BEST (1998年5月13日)
GOLDEN☆BEST 本田美奈子 (2003年6月25日)
本田美奈子BOX (2004年12月15日)
NEW BEST 1500 (2005年8月24日)
GOLDEN DAYS
バラード・コレクション (1989年6月7日)
best now (1989年9月13日)
本田美奈子BOX (2004年12月15日)
ANGEL VOICE 〜本田美奈子.メモリアル・ベスト〜(2007年4月18日) – 2006 Re-mix
Anthem Of Life 〜Sweet Ballads Best〜 (2007年10月24日) – 2006 Re-mix
Crazy Nights & Golden Daysを動画で観る
歌ネット「Crazy Nights」(日本語歌詞付き)https://www.uta-net.com/movie/149641/
本田美奈子 CRAZY NIGHTS
Minako Honda 本田美奈子. Crazy Nites (Live With Wildcats)
歌ネット「Golden Days」(英語版歌詞付き)https://www.uta-net.com/movie/127075/5GWRZSlCCxs/
MORE 本田美奈子を動画で観たい!
これは貴重な映像ですね~
Brian May と本田美奈子のロンドンからの中継映像です。
Minako Honda 本田美奈子. – The Cross (with Brian May 1986)
本田美奈子. スター誕生
本田美奈子 – アメイジング・グレイス
本田美奈子をSpotifyで聴いてみる
本田美奈子さんの歌は今も息づいている!
本田美奈子さんは、歌うまアイドルの一人だった。
とってもキュートで、すっごく元気だったけど。。。病魔は彼女に慈悲を与えなかった。
1967年(昭和42年)7月31日生まれ、2005年(平成17年)11月6日没 享年38歳
太く短く燃えた彼女の記憶は今も心に息づいています。
素晴らしい歌を残してくれてありがとう。
興味深い本田美奈子さんのインタビュー
河出書房新社 「KADOKAWA夢ムック 文芸別冊 クイーン 伝説のチャンピオン」
この書籍には、本田美奈子さんのインタビュー記事が掲載されています。
2003年8月5日のインタビュー。
まさかこの2年後に彼女がこの世を去るとは。。。イキイキとインタビューに答える彼女の言葉が心に響く。
本田美奈子さんは、もともとクイーンが特別好きで聴いていたわけではなかったようだ。
それでもブライアンと出会うずっと前、最初のコンサートでフレディ・マーキュリーの「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー」のカバーを歌っていた。
さらにアルバム「キャンセル(1986年9月)」には、ジョン・ディーコンの「ノー・ターニング・バック」をカバーして日本語の歌詞をつけて「ルーレット」のタイトルで収録していた。
それも何かの縁なのかもしれない。わずかデビュー2年目にブライアントの共演を果たす。1986年、ロンドンでレコーディングをおこない、1987年4月に「クレージー・ナイツ」を12インチ・シングルとして発売した。
彼女は、ブライアンと出会って、クイーンの音楽が持つエネルギーに魅せられていろいろ聴くようになったという。
真剣に音楽に向き合うクイーンに刺激を受けて彼女も音楽のキャリアを積み重ねていった。ミュージカルでも活躍するようになり2003年、初めてのクラシック・ボイス・アルバムを発売するまでにジャンルを広げてきた。
インタビューの最後では、こう締めくくっている。
「私もクイーンの音楽からたくさんのエネルギーをいただいてます。だからこれからもずっと、クイーンを愛するみなさんといっしょになって応援し、愛し続けていきたいと思っています。」
(河出書房新社 「KADOKAWA夢ムック 文芸別冊 クイーン 伝説のチャンピオン」本田美奈子インタビュー記事より)
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