おはようございます。
レコード男子リョータです。
先日購入したアバのレコードを聴こうとしたら盤面が埃まみれ。
流石にこれでは針を落とせないと思い洗浄することにしました。
先日自作した超音波洗浄機を少しバージョンアップしてみました。
初代の超音波洗浄の様子

超音波洗浄機
第2弾の超音波洗浄は水流と超音波振動で攻めてみた

小型洗濯機
そして、第3弾は、ハイブリッド方式で攻めてみようかと。。。
きっかけは数枚同時に手に入れたアバ(ABBA)のレコードを聴こうと開封したらカビと埃のオンパレード!?

レコードの埃・カビ
針を落とす気になれず、一気に洗ってやるか!ということでこすり洗いでも良かったのですが、盤面があまりに酷いので擦りたく無くて、以前から温めていたハイブリッド方式での洗浄を実行に移したんです。
前回のポータブル洗濯機のときに引き出しに水をためてはちきれそうになったのでどうしよう?ステンレスの器は予算的にも厳しいし。。。と思い、手短に手に入る水槽で試そうということになったのです。
ポータブル洗濯機(水流と超音波)と超音波洗浄機でダブル超音波にも期待しつつこんなセットを組んでみました。

ハイブリッド方式超音波洗浄機自作
レコードにレーベル保護のカバーを取り付けて水槽にセット。

レコード洗浄
水槽の深さが足りないのでレコードの頭が飛び出しているため、途中でレコードを回転させる。
細型の超音波洗浄機はバチバチと音をたてながら常に超音波を発している。
一方のポータブル洗濯機は水流モード5分と超音波モード1分で動作。
2台の装置の超音波モードが重なった時にはレコードが水の振動で回転し始める程の威力。

ふき取り

乾燥
洗浄は10分程度にしてみた。今後さらに時間を短くしていけるかテストしたい。
吸水性の良いタオルで水分をふき取りドライヤーをクールにして風圧で乾かす。
洗浄後のトラックをマイクロスコープで観測してみると。。。
わりと綺麗な感じですね。曲のあるトラックにも汚れがみられず、曲間のトラックはめちゃくちゃ綺麗ですね。

洗浄後のトラック
プレーヤーでかけてみると。。。
傷によるノイズは洗浄では無くならないもののクリアなサウンドが再生された。
とりあえずこの方法での洗浄効果はあったと思います。
超音波洗浄の良いところは洗剤を使わないのですすぎが不要で溝への洗剤残りの心配も無いことですね。
今後も洗浄についてはいろいろ試してみたいと思います。
※僕の実験は僕なりの考えによるものなので試験方法、試験環境の違うと異なる結果になるでしょうし、レコードを傷めることもありますからご自身のリスクのもとで洗浄してくださいね。
コメント