アナログで聴く、日本のクリスマス 〜レコード男子が選ぶJ-POPクリスマス名盤〜

おはようございます!
レコード男子リョータです!

12月になると、同じ音楽が、なぜか毎年違って聴こえます。

街に流れる定番曲。昔から知っているはずのメロディ。それでも、今年の自分の耳には、今年なりの温度で届いてくる。クリスマスとは、きっとそういう季節なのだと思います。

この特集では、**レコードでこそ味わいたいクリスマス音楽**を、洋楽編・J-POP編の2本立てで紹介します。

洋楽編は、少し外の景色から。
遠い国の声、時代を越えて鳴り続けるスタンダード、部屋の空気を一変させる名盤たち。

J-POP編は、日本の冬、日本語の感情へ。
街の記憶、青春の匂い、部屋の静けさ。レコードを回すことで、あらためて立ち上がってくる風景があります。

どちらも、ランキングでも完全ガイドでもありません。
あくまで「いっそデイドリーム」らしく、**レコードの前に座る時間そのもの**を切り取った記録です。

針を落とす前の、ほんの数分。
この文章が、あなたのクリスマスレコード選びの、ささやかなきっかけになれば嬉しいです。

目次

レコード男子が選ぶJ-POPクリスマス名盤

洋楽のクリスマスレコードをひと通りかけ終えたあと、ふと日本語の歌が恋しくなる瞬間があります。言葉の意味がそのまま胸に届くぶん、J-POPのクリスマスソングは、より個人的で、より記憶に近い。

今回は、日本の冬、日本の部屋、日本の夜にしっくりくる、J-POPのクリスマスレコードを選びました。どれも派手さよりも“生活の匂い”が残る音楽です。

山下達郎|日本のクリスマス、その原風景

日本のクリスマスを語るうえで、山下達郎を避けて通ることはできません。

「クリスマス・イブ」。この曲がラジオや街から流れてくると、年末が本気を出し始めた気がします。完璧に作り込まれたサウンド、重なり合うコーラス。その完成度は、レコードで聴くことでさらに際立ちます。

達郎作品の魅力は、何年経っても“音が古くならない”こと。毎年同じ曲なのに、その年の自分の状況によって、聴こえ方が変わる。これこそが、定番の強さだと思います。



竹内まりや|誰かを想う夜のクリスマス

山下達郎が「街のクリスマス」だとしたら、竹内まりやは「部屋の中のクリスマス」。

派手な演出はありません。けれど、歌詞の一行一行が、静かに沁みてきます。レコードで聴くと、声の距離がぐっと近くなり、まるで目の前で語りかけられているよう。

恋人、家族、もう会えなくなった誰か。クリスマスは、楽しいだけのイベントじゃない。そんな当たり前の感情を、そっと肯定してくれる存在です。

※アナログ盤もCDも提示できるものはなく以下のモノになります。


※TRADにはクリスマスソングは収録されていません。
アルバムのヒットを記念して、『TRAD』のCD版にクリスマス向けのデザインを施したスペシャル・パッケージ。
こちらは初回限定盤であるDVD付きの2枚組を三方背BOXで包装した仕様となっているとのこと。

松田聖子|「金色のリボン」と、あの頃のクリスマス

松田聖子のクリスマスアルバムといえば、『金色のリボン』。この一枚を語らずに、日本のクリスマスレコードは成立しない、とさえ思います。

このアルバムを聴くとき、私たちは音楽そのもの以上に、「あの頃」を聴いているのかもしれません。テレビ、ラジオ、街の空気。冬になると自然に流れていた聖子の声は、青春の記憶と強く結びついています。

『金色のリボン』をレコードでかけると、その声の艶や立体感に、あらためて驚かされます。高音の伸び、言葉の一つひとつのきらめき。デジタルでは均されてしまう微細な表情が、アナログではしっかり残っている。

クリスマスを直接歌っていなくてもいい。この声が流れているだけで、部屋の温度が少し上がる。松田聖子は、日本の冬にとって、そんな存在なのだと思います。

※さすがにこのアルバムのアナログ盤はありませんでしたね。CD版を掲載しておきます!



※クリスマスソングも掲載しておきます。

松田聖子、珠玉のクリスマスソング ベストがBlu-spec CD2で登場です!
松田聖子の珠玉のクリスマスソングの中からポップなものから切ないバラード、カバー曲まで様々なクリスマスソングを収録したアルバム。
クリスマス・ムードが高まるこの時期、2009年に発売された松田聖子クリスマスアルバムの決定盤を新たにBlu-spec2の高品質音源で発売します。

松任谷由実|冬の物語を鳴らす人

ユーミンの冬の曲には、必ず“風景”があります。

雪、駅、車のライト、夜の高速道路。クリスマスというより「冬そのもの」を描く力が、彼女の最大の魅力かもしれません。レコードで聴くと、その情景がより立体的に立ち上がります。

賑やかな曲の合間にユーミンを挟むと、時間の流れが少し変わる。物語を読み返すように、何度でも針を落としたくなる音楽です。

※SURF&SNOW [Analog]の中古品がありました。


※CD版がありました。


※「恋人がサンタクロース」や「ロッヂで待つクリスマス」などがまとめて収録

※流線形’80[LPレコード 12inch] 名曲「ロッヂで待つクリスマス」が収録


桑田佳祐|不器用で、人間くさいクリスマス

桑田佳祐のクリスマスソングは、どこか照れくさくて、不完全です。でも、それがいい。

完璧じゃない言葉、少し過剰な感情。それらが全部ひっくるめて、人間らしい。レコードで聴くと、その“息遣い”まで伝わってくるようです。

誰もが幸せそうな顔をしている季節に、少しだけ本音を混ぜてくれる。桑田佳祐は、そんな役割を担っている気がします。


※Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない) – 桑田佳祐&松任谷由実 [CD]


おわりに|日本の冬は、日本語で聴く

クリスマスレコードは、必ずしも鈴の音や英語の歌詞である必要はありません。

日本の冬、日本の部屋、日本の気温。そのすべてに合う音楽が、J-POPにはあります。

洋楽編で外の景色を眺め、J-POP編で自分の部屋に戻ってくる。
そんな聴き方も、悪くないと思うのです。

今年の冬、あなたはどんな日本の声を、ターンテーブルに乗せますか?

連続企画「クリスマスレコード特集! 洋楽.vs.JPOPのまとめ

洋楽編で、少し遠くの景色を眺めてから。
J-POP編で、自分の部屋に戻ってくる。

そんなふうに、レコードを通して行ったり来たりするのも、冬の楽しみ方のひとつです。

クリスマスレコードは、新しい一枚を探すための音楽でもあり、
毎年同じ一枚に、もう一度会いに行くための音楽でもあります。

今年のあなたは、どちらを選びますか?

ターンテーブルの上で回り出したその盤が、
今年の冬を、来年思い出すための“しるし”になるかもしれません。

それでは、よいクリスマスレコード時間を~♪

—— レコード男子リョータ

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この記事を書いた人

レコード好きが高じて「レコード男子」としてレコードネタやエンタメの情報を発信する日々。
片付けが苦手なのに心機一転、物置部屋をリニューアル。
レコードは1000枚程度だけど既にスペースが足りなくなる始末。
バッグもレコードが収納できるかどうかで選んじゃう。

音声SNS Clubhouseのルームでレコード男子リョータとして、レコードや趣味ネタについて語っています。
アカウント: @record_danshi (MAKOTO INOUE)

No Life, No Records.
Always look on the blight side of Life.

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