まっさらな気持ちでクイーンを聴いてみる
おはようございます。
レコード男子リョータです。
クイーンの時代を振り返ってあらためて聴くクイーンは僕にとってとても新鮮で配信ではなくレコードで聴きたくなりました。
クイーンがデビューした時代にリアルタイムで聴いて来た皆さんが味わったドキドキ感や風評のもどかしさを共有することはできません。
その代わり世間に評価されその作品が現代まで愛され続けているクイーンを満喫出来るのだから幸せです。
オペラ座の夜 (原題:A Night at the Opera)
ブライアンのギターが重厚な音を奏でている「Death On Two Legs」でヘビーな空気が漂ったと思ったら一気にカーニバルのように明るい「Lazing On A Sunday Afternoon」が緊張を解き放つ。ハードロックとポップなサウンド、カントリー、ラグタイムまでも自在に行き来して繰り広げられる様は大きな舞台仕掛けの壮大なストーリーを観せられているようだ。
「The Prophet’s Song」は8:17の大作。繰り返されるフレーズはまるでゴスペルのコール&レスポンスか読経の様にさえ聞こえてくるから不思議だ。かと思うと風が吹きすさぶ荒野のように変貌する。そしてシームレスに温かさと優しさを湛えた「Love Of My Life」が流れるとはりつめた空気が一気に弛緩する。
まるで場面転換する舞台のように仕掛けられた曲構成は聴くものに喜びを与えてくれる。そんななかにあって、ボヘミアン・ラプソディーはそれ一曲でひとつの舞台を観ているように場面が転換してゆく。クイーンを代表する名曲と言えることが実感できる。荘厳な「God Save The Queen」がアルバムの、壮大なオペラを締めくくり幕が降りる。
A Night At The Operaを聴いてみる
QUEENがそれぞれの時代に遣わしたオリジナル・アルバム
戦慄の王女 – Queen (1973年)
クイーン II – Queen II (1974年)
シアー・ハート・アタック – Sheer Heart Attack (1974年)
オペラ座の夜 – A Night at the Opera (1975年)
華麗なるレース – A Day at the Races (1976年)
世界に捧ぐ – News of the World (1977年)
ジャズ – Jazz (1978年)
ザ・ゲーム – The Game (1980年)
フラッシュ・ゴードン – Flash Gordon (1980年)
ホット・スペース – Hot Space (1982年)
ザ・ワークス – The Works (1984年)
カインド・オブ・マジック – A Kind of Magic (1986年)
ザ・ミラクル – The Miracle (1989年)
イニュエンドウ – Innuendo (1991年)
メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven (1995年)
上記以外にライブ盤やベスト盤が多数あります。
最新記事 by Record-danshi (全て見る)
- B小町推し~アニメ『推しの子』あなたのサイリュームは何色? - 2024-01-13
- 狼と香辛料~2023年4月アニメ化~原作はAudibleで楽しめ~! - 2024-01-06
- 薬屋のひとりごと~第2クール2024年1月6日(土)24:55からスタート! - 2024-01-06